産婦人科からのお知らせ
2024.07.10 7月より拡大新生児スクリーニング検査を開始しました。
くわしくは、こちらをご確認ください。
2024.06.03 6月より当院受診中の妊婦さんにRSウイルスワクチンの接種ができるようになりました。
このRSウイルスワクチンは、乳児では重症化しやすいRSウイルス感染による呼吸器疾患に対し、妊婦さんに接種することにより、生まれてくるお子さんに最大6ヵ月の予防効果があるとされます。
FDAの報告等をもとに、当院では32週から36週の妊婦さんに接種する予定としております(接種後14日以内の分娩の場合、母体から胎児に移行する抗体が十分でない可能性があります)。
接種を希望する場合、健診時外来主治医にその旨をお伝えください。
費用:32,020円(税・諸経費込み)
資料:妊婦に接種するRSウイルスワクチンについて(日本産科婦人科学会)
2024.04.12 4月より練馬区産後ケア事業の実施施設となりました。
練馬区にお住まいで当院にて出産された方が、退院せずに引き続き産後入院する場合に限り、宿泊型の産後ケアをご利用いただけます。
くわしくは、こちらをご確認ください。
2023.10.24 産婦人科外来へのお付き添いにつきまして
くわしくは、こちらをご確認ください。
2023.09.13 4月より杉並区産後ケア事業の実施施設となりました。
杉並区にお住まいで当院にて出産された方が、退院せずに引き続き産後入院する場合に限り、宿泊型の産後ケアをご利用いただけます。
くわしくは、こちらをご確認ください。
2023.05.08更新 お産でご入院の患者さんへのお願い
1.産科病棟にご入院の際は、マスク着用をお願いいたします
2023年3月より、マスクの着用は個人の判断となりましたが、当院は、感染拡大防止のため院内でのマスク着用をすべての方にお願いしております。ご入院の際は、口と鼻をしっかりと覆うことができる不織布マスク(布・ウレタンマスク不可)のご持参をお願いいたします。
2.入院前の新型コロナウイルスPCR検査について
当院では、新型コロナウイルス院内感染防止を目的として、出産・入院を必要とするすべての患者さんに、可能な限り感染の有無の確認を行うためPCR検査を実施しています。
2023年5月8日より新型コロナウイルス感染症が第5類感染症に移行されることにより、患者さんに自己負担金がかかることになりました。
◆自己負担金:4,050円(3割負担の場合)
※患者さん、および医療現場の安全を守るため、検査の実施・本対応にご理解の程、よろしくお願いいたします。
当科の特徴
当院は、近年低侵襲でかつコスメティックにも優れている内視鏡下手術(腹腔鏡下・子宮鏡下)を中心の手術を積極的に行っており、2022年度には合計183例の手術を施行しています。また、分院である虹クリニック(不妊治療専門)との密な連携の上で、必要な方には当院婦人科での円滑な検査、手術等の加療を行い、不妊治療での妊娠成立後には、綿密な周産期管理を産科外来にて対応しています。
2013年には別館に産科専用病棟が新設され、より快適で安全な環境でのお産が可能となりました。
当科を受診希望の患者さんへ
手術が目的の紹介状をお持ちの方 | 婦人科手術目的でのご紹介の患者さんは、常勤医の婦人科外来の予約が可能ですので地域連携室にご連絡ください。なお、MRIなどの画像検査を紹介元でおこなった場合は必ずデータ(DVDなど)もご持参ください。 03-3399-0257(平日8:30~17:00 ※土曜は12:00まで) |
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妊娠12週以降の方 | 産科についてをご覧ください |
上記以外の方 | 初診担当医が診察します。午前の受付時間内(8:00~11:30)にお越しください(ご予約不要)。 |
婦人科について
当院では婦人科の手術全体の約8割を内視鏡下手術(腹腔鏡下・子宮鏡下)で行っています。術後は麻酔科の協力のもと硬膜外麻酔の持続投与などを施行し、術後の疼痛ができるだけないように管理しています。また、子宮筋腫核出術など、術中の出血がある程度予測される手術に関しては自己血を貯血し、手術中に自己血を使用することで、できうるかぎり輸血(同種輸血)を回避する努力を行っています。
腹腔鏡下手術
腹腔鏡(写真提供:オリンパス株式会社)
開腹手術に比較して小さい(5mm〜4cm)傷を1〜4個ほど利用して、腹腔鏡といわれるスコープを使用する手術です。傷が小さく目立ちにくいため整容性が高く(美容上望ましく)、一般に手術による腹腔内癒着は開腹手術より少なく妊娠のためには有利とされています。術後の回復が早く痛みも軽減するとされ、術後の入院期間も5日ほどとなっています。筋腫の手術などでは大きさや数によっては開腹手術が適切と判断される場合がありますので、外来主治医とのご相談が必要になります。当院では卵巣嚢腫や異所性妊娠(子宮外妊娠)のほとんどを腹腔鏡下手術で行っています。
- 腹腔鏡下手術
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- 子宮筋腫核出術
- 子宮全摘出術
- 卵巣嚢腫摘出術
- 付属器切除術
- 異所性妊娠手術(根治術・線状切開)
- 卵巣多孔術
- 腹腔内観察、等
子宮鏡下手術
子宮鏡(写真提供:オリンパス株式会社)
「お腹を切開しない手術」として、先端に電気メスを装着した子宮鏡を腟から挿入し、子宮の中にできた粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなどを切除する手術です。また子宮の中に壁ができている中隔子宮の中隔切除(切離)術や子宮内腔癒着の癒着解除術なども行っています。不妊治療や過多月経の治療のために多くの手術を行っています。手術前日の入院日に水分でゆっくりと膨らむ細い棒状の器具を子宮の入り口に挿入して手術当日の処置をスムーズに行い、手術翌日には退院するという形を取っています。
- 子宮鏡下手術
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- 子宮粘膜下筋腫摘出術
- 子宮内膜ポリープ摘出術
- 子宮中隔切除術
- 子宮内腔癒着解除術、等
子宮動脈塞栓術(UAE)
放射線科医師の手技により、太ももの付け根の血管から細い管(カテーテル)を挿入し、塞栓物質で子宮動脈を閉塞させ筋腫などの治療を行う方法です。
血流の低下による筋腫の縮小、過多月経・貧血の改善、月経痛の軽減が期待されます。
入院当日に治療を行い2日後に退院としております。治療前に外来でMRIなどの画像検査を行い、筋腫の大きさ・性状・数・場所を確認してこの治療の適応になるかの判断が必要となります。
産科について
当院は、自然かつ安全であることを第一にお産を行っています(無痛分娩は行っておりません)。
またご希望により、パートナーによる立会出産・フリースタイル出産(分娩台上での横向き・四つ這い)・早期母児接触・アロマテラピーなどを行っています。妊娠25週頃にバースプランをお尋ねしていますので、出産についてのご要望があれば助産師にご相談ください。
産科の受診について
下記の分娩予約状況をご確認の上、ご受診ください。
妊娠12週以降の産科外来は、月曜~金曜です。土曜は行っておりませんのでご留意ください。
また、妊婦健診時のパートナーやご家族のお付き添いにつきましては、こちらをご確認ください。
●妊娠12週未満の方
月~土の初診受付時間内(8:00~11:30)にお越しください。
他院で受診後の方は、紹介状をお持ちください(紹介状がない場合は、初診時選定療養費7,700円がかかります)。
●妊娠12週以降の方(転院・里帰り分娩など)
産科外来のご予約が必要です。
予約センター(03-3399-1127 平日10:00~16:00)までお電話ください。
なお、現在かかられている病院の紹介状をお持ちください。
【ご確認ください】
- お産の安全性の観点から、分娩制限を行っております。
おかかりの病院で、胎児の大きさ(頭臀長等)から分娩予定日が確定しましたら、下記の分娩予約状況をご確認の上、早めにご受診ください(分娩予約は受診時に行っています)。 - 35週以降の初診はお受けしておりません。
34週6日までに初診を受けられるよう、早めに予約のお電話をお願いいたします(帝王切開予定の方は30週台までの受診をお願いします)。
産科病棟 分娩予約状況(2024年6月20
日現在)
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
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前半 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
後半 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇予約可 △予約終了間近 ×予約終了
不妊治療について
また、当院では、泌尿器科にて男性不妊治療も行っており、妊娠にむけて、ご主人様、奥様双方へのケアを行っております。
2023年度治療実績
分娩・産科手術 | 337件(経腟分娩255件、帝王切開術76件、その他手術6件) |
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内視鏡下手術 | 145件(以下内訳) ●腹腔鏡下手術:112件<子宮筋腫核出術、子宮全摘術、卵巣のう腫摘出術、付属器切除術、異所性妊娠手術(根治術・線状切開)等> ●子宮鏡下手術:33件<粘膜下筋腫切除術、内膜ポリープ切除術、子宮中隔切除術、子宮内腔癒着切除術 等> |
その他の手術 | 37件<開腹・腟式婦人科手術、子宮内容除去術 等> |